元中日守護神、韓国代表監督の宣銅烈氏が辞任 選手の兵役免除問題巡り批判浴びる

 中日で抑え投手として活躍し、野球の韓国代表の監督を務めていた宣銅烈氏が14日、辞任を表明した。宣氏は今夏のジャカルタ・アジア大会で韓国を優勝に導いたが、選手の兵役免除問題を巡り批判を浴びていた。聯合ニュースなどが報じた。

 韓国では19歳以上の男性に兵役義務があるが、アジア大会で金メダルを取ると免除される。今回の代表チームには兵役を終えていない選手が多く含まれており、メンバー決定段階から「兵役回避狙いではないか」との批判が出ていた。

 宣氏は声明を発表し「金メダルのために奮闘した選手たちの自尊心を守れず、辞任を決意した」と明らかにした。その上で「金メダルにもかかわらず、歓迎式も無かった」と不満を吐露。メンバーの選考などを巡り国会の国政監査に証人として呼ばれたことにも不快感をにじませた。一方で「兵役免除に対する批判に鈍感だった」として謝罪した。

 宣氏は2017年に韓国代表初の専任監督に就任し、20年東京五輪まで指揮を執る予定だった。

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