星稜は準V 来秋ドラ1候補・奥川は1回1/3無失点3Kも「悔しい。来年は1位を」

悔しそうな表情で整列に向かう星稜・奥川恭伸(中央)=神宮球場(撮影・中田匡峻)
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 「明治神宮野球大会・高校の部決勝、札幌大谷2-1星稜」(13日、神宮球場)

 星稜(北信越地区代表)が、札幌大谷(北海道地区代表)に敗れて、松井秀喜氏(元巨人など)を擁した91年以来3度目の優勝を逃した。

 五回にスクイズで1点を先制。先発マウンドに立ったU15日本代表の右腕・荻原吟哉(1年)は六回まで2安打投球ながら七回に逆転を許して降板した。

 来秋ドラフト1位候補・奥川恭伸投手(2年)は荻原が逆転された直後の七回2死一、三塁で2番手で登板。「開き直って三振を取るつもりでいった。流れを持ってきたかったので」。3番・飯田柊哉捕手(2年)を145キロの直球で空振り三振に仕留めた。

 八回も先頭から2者連続で空振り三振。1回1/3を無安打無失点で、3三振の力投を見せたが報われなかった。「新チームが始まった時から、神宮大会優勝という目標を立てていたので達成できず、悔しいです。一人一人がいろんな思いを持っていると思う。来年は1位を取れるように頑張りたい」と来春センバツでの活躍を誓った。

 奥川は今大会3試合で15回1/3を投げて、7安打1失点(自責点0)26三振、防御率0・00だった。「結果を見た時に、完璧ではないけど、全国でそこそこ通用した。でも、やることはたくさんある。冬を乗り切ってセンバツでいい投球をできるようにしたい」とさらなる成長を誓った。

 星稜の今大会の戦績は以下の通り。

◆2回戦・星稜9-0広陵

◆準決勝・星稜7-4高松商

◆決勝・札幌大谷2-1星稜

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