侍・柳田も苦笑い ソトの“幻の本塁打”に「ホームランと思ったら、バーン」
「日米野球、侍ジャパン3-7MLBオールスター」(11日、東京ドーム)
MLB選抜のソト(ナショナルズ)が、衝撃の一打を放った。
四回、1死一、二塁。多和田(西武)から高々と打ち上げた飛球が、右翼付近の天井を直撃。打球が失速し、フェンス間際で右翼手・秋山のグラブに吸い込まれた。
3戦連発かと思われたが“幻の本塁打”となり、東京ドームのルールで右飛。ソトは両手を広げて抗議のポーズを作り、マッティングリー監督が球審に確認したが、判定通りアウトとなった。
この一打に、侍ジャパンの選手も衝撃を受けた様子。横から打球の放物線を見ていた中堅手の柳田は「ホームランだと思って見ていたら、バーンって当たって落ちてきた」と、苦笑い。捕球した右翼手・秋山も「完璧(な当たり)でしょう。国際試合ではああいうことが起きますよね」と振り返った。
打たれた多和田ですら、「気持ち良く打たれた」としたが、結果はアウト。規格外のパワーで観客を騒然とさせたソトは「打った瞬間にホームランかと思った。残念だけど、楽しめたよ」と、笑顔で語った。
ソトはメジャー1年目の今季、打率・292、22本塁打でナ・リーグの新人王候補に挙がっている。8日の巨人とのエキシビションマッチでも二塁頭上の天井を直撃。この時は野手のいない場所にボールが落ち、二塁打となった。