楽天から育成ドラフト１位に指名された清宮虎多朗（せいみや・こたろう）投手（１８）＝八千代松陰＝が１日、千葉・八千代市内の同校で、長島スカウト部長、後関スカウトから指名挨拶を受けた。

　日本ハム・清宮幸太郎内野手（１９）とよく似た名前で注目が集まるが、こちらは「キヨミヤ」でなく「セイミヤ」。清宮は「僕の住んでいる地域では、『セイミヤ』と読むのが普通。早く認知してもらえるように頑張りたい」と話した。

　武器は１９０センチの長身から投げ下ろす直球。まずは支配下登録が目標になるが、「同じ高校生でも３位に指名されたりしているし、負けたくないという気持ちが強い」と秘めた反骨心を垣間見せた。

　担当の後関スカウトは「体が大きく、角度ある球が魅力。どのくらい伸びるか期待している。実際に持っていてまだ出ていない潜在的なものが、あと半分くらいあると思う。大谷（翔平、米大エンゼルス）みたいなスケールに育ってくれたら」と、今後の伸びしろに期待。名前に注目が集まるが「育成から支配下に上がってくれば、（日本ハムの）清宮も主軸になっていると思うし、対決が楽しみだよね」と、近い将来の“清宮対決”にも思いをはせていた。