巨人戦力外の中井「前に進むしかない」トライアウト受験へ猛練習
巨人を戦力外となった中井大介内野手が30日、トライアウトへ向けて川崎市のジャイアンツ球場で練習。現役続行への強い思いをにじませ、「前に進むしかない。野球しか自分にはない」とバットを振り込んだ。
同じ境遇の河野元貴捕手、松沢裕介外野手、篠原慎平投手と練習。閑散とする練習場でランニングやノック、室内でのマシン打撃を行った。
26日に戦力外通告を受け、11月13日のトライアウト受験を決断。気持ちも少しずつ整理し、「時間もそんなにある訳じゃない。前に進んでいって、まずは野球でチャンスをもらえるように。立ち止まっていられない」と覚悟を口にした。
13年は48試合の出場で打率・324、昨季は自己最多の90試合に出場して5本塁打。今季は70試合に出場して打率・186と低調だったが、結果を残してきた時期もある。28歳は「準備することが一番。少しでもいいコンディションでいいパフォーマンスを出せるようにやっていきたい」と、力を込めた。