ソフトバンク工藤監督 攻撃型布陣裏目も選手フォロー「普通の外野手でも捕れない」
「日本シリーズ・第2戦、広島5-1ソフトバンク」(28日、マツダスタジアム)
ソフトバンクは攻撃的な布陣が裏目に出て、初黒星。1勝1分けとなった。
第1戦で延長十二回を戦い、引き分けて迎えた第2戦は大幅にオーダーを変更。前日、左太ももに死球を受けた内川に代わり、デスパイネを「5番・左翼」で、故障明けの今宮と不調で初戦のスタメンを外れていた松田、左のジョンソン対策で川島も起用した。
だが、初回。先頭・田中広が放った左翼への浅い飛球にデスパイネが追いつけず、さらに後逸。二塁打でチャンスを作られ、先制点に結びつけられた。三回には二塁手・川島の悪送球でピンチを招き、丸の犠飛などで2失点。守備の乱れから流れを失った。
結果的に、攻撃型オーダーは不発。七回に松田の適時打で1点を返すのがやっとで、わずか4安打と沈黙した。
工藤監督はオーダーの意図を「何とか攻略しないとと。今日は絶対に取るという攻撃の布陣にさせてもらいました」と説明。結果的には裏目となったが、「決してうちのバッターは悪くなかった。相手にいいピッチングをされてしまった」と振り返った。
デスパイネの初回の守備については「普通の外野手でも捕れない」とフォロー。本拠地に戻って戦う第3戦へ向けて、「しっかりとした自分たちの野球をしていきたい」と意気込んだ。