ソフトバンク 攻撃オーダー裏目 守備の乱れから失点重ね、打線も4安打と沈黙
「日本シリーズ・第2戦、広島5-1ソフトバンク」(28日、マツダスタジアム)
ソフトバンクは攻撃的な布陣が裏目に出て、初黒星。1勝1分けとなった。
第1戦で延長十二回を戦い、引き分けて迎えた第2戦は大幅にオーダーを変更。前日、左太ももに死球を受けた内川に代わり、デスパイネを「5番・左翼」で、故障明けの今宮と不調で初戦のスタメンを外れていた松田も起用した。
だが、初回。先頭・田中が放った左翼前への飛球をデスパイネが捕球できず、後逸。二塁打でチャンスを作られ、先制点に結びつけられた。さらに、三回は左腕のジョンソン対策で起用された二塁手・川島の悪送球でピンチを招き、丸の犠飛などで2失点。守備の乱れから流れを失った。
攻撃も沈黙。七回に松田の適時打で1点を返すのがやっと。柳田も七回に今シリーズ初安打を放ったが、厳しいマークで力を発揮できず。わずか4安打と沈黙した。
日本シリーズで先に敗れたチームの日本一確率は37%。第3戦、本拠地ヤフオクドームで仕切り直すしかない。