元阪神・麦倉監督の佐野日大は完敗…センバツ絶望 4強へあと一歩届かず
「秋季高校野球関東大会・準々決勝、桐蔭学園8-1佐野日大」(23日、山日YBS球場)
元阪神・麦倉洋一監督(47)の就任以来、初めて関東大会に挑んだ佐野日大は、準々決勝で敗れて来春センバツ出場が厳しくなった。新チーム結成後、作新学院を破って栃木1位として臨んだ今大会。聖地に大きく前進する4強へあと一歩届かず、「一つ歯車が狂うとこんな感じ。空回りした」と唇をかんだ。
エースの松倉亮太投手(2年)が五回途中5失点でKOされ、以降も失点を重ねた。打線は7安打を放ちながら8残塁。五回に1点を返したが、なおも2死満塁のチャンスを生かし切れなかった。
選手として夏の甲子園で平成初勝利、初完封、初本塁打を記録した将は「勝負弱さが出た」と完敗を認めた。「ここからどうやって伸びていくか」とチームを鍛え直し、聖地を目指す。