報徳学園・浦上、V候補の近江にトドメ弾 8強進出!左翼席中段へ特大アーチ

 「秋季高校野球近畿大会・1回戦、報徳5-2近江」(21日、ほっともっとフィールド神戸)

 1回戦3試合が行われた。報徳学園は今夏の甲子園8強対決で近江を下し、2季連続の甲子園出場へ前進した。4番・浦上大内野手(2年)が七回に勝利を決定づける特大ソロを放ち、兵庫県勢の秋季近畿大会5連敗をストップ。福知山成美、明石商も準々決勝へ進出した。

 4番が意地を見せた。1点を勝ち越した直後の七回2死。浦上が左翼席中段へ特大のアーチを描いた。「完璧だった。今までの中でも(一番)飛んだと思う」。会心の高校通算15号で、優勝候補の近江にとどめを刺した。

 今春は旧チームでも4番を任されたスラッガー。だが、結果を残せず、夏はベンチ入りメンバーから外れた。甲子園の1回戦・聖光学院戦ではボールボーイも務めた。

 「同級生も甲子園でプレーをしていて悔しかった。何かを変えないといけないと思った」。持ち味はパンチ力。新チームでは、原点に返ったフルスイングで4番を奪い返した。

 大角健二監督(38)は「4番の仕事をしてくれた。精神的な弱さがあったけど、新チームでは引っ張ってくれている」。主砲の奮起に目を細めた。

 打線は12安打を放ち、先発左腕・林直人投手(2年)が9回7安打2失点で完投。兵庫3位での出場ながら勢いに乗って、準々決勝で秋季兵庫大会V・明石商に下克上を狙う。

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