東洋大・上茶谷エースの意地 今秋ドラフト1位候補が4連覇の望みつないだ

9回を抑えた甲斐野央と笑顔で握手する東洋大・上茶谷大河(左)=神宮球場(撮影・三好信也)
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 「東都大学野球、東洋大3-2国学院大」(17日、神宮球場)

 今秋ドラフト1位候補の東洋大・上茶谷大河投手(4年・京都学園)が8回2失点の好投で、4連覇へ望みをつなげた。先発し、リーグ通算10勝目。最終回は同じくドラフト1位候補の甲斐野央投手(4年・東洋大姫路)が締めた。

 エースが窮地を救った。負ければ優勝の可能性が消滅する一戦。序盤に2失点する苦しい展開だったが、「配球を変えました」と試合中に修正した。早打ちの国学院大打線に対し、カットボールで打たせて取る投球にシフト。「リズムを作って投げられた」と三回以降は無安打に封じた。

 リーグ制覇にはここから3連勝するしかない。「総力戦でいくと思います」と明日の3回戦への登板も辞さない覚悟だ。梅津晃大投手(4年・仙台育英)、甲斐野を含め、3本柱がフル回転して頂点をつかみに行く。

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