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明徳エース市川“運命の日”待つ 馬淵監督も期待「又吉のような存在に」

 トレーニングに励みながらドラフトを待つ明徳義塾・市川
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 25日に行われるプロ野球ドラフト会議。四国・岡山地区から、運命の日を待つ指名候補選手を紹介する。今回は明徳義塾高(高知)のエース右腕・市川悠太投手(17)。

 185センチのスラリとした長身。サイドスローから長い腕をしならせて投げ込む直球は最速149キロを誇る。スライダーのキレも一級品だ。その力強い投球で早くからドラフト候補として注目を集めてきた明徳義塾・市川は今、黙々とトレーニングに励みながら“運命の日”を待っている。

 「不安とワクワクする気持ちの両方があります」

 馬淵史郎監督(62)から大きな期待をかけられた右腕は、たくましいエースに成長した。控え投手として2年の春と夏に甲子園を経験。背番号1を背負った2年秋の明治神宮大会ではチームを36年ぶりの優勝に導いた。ピンチでも動じない強心臓と高い完投能力を武器に公式戦をほぼ1人で投げ抜き、「鉄腕」の異名もついた。

 ただ、全てが順風満帆だったわけではない。優勝候補に挙げられた今春センバツでは、3回戦・日本航空石川戦でサヨナラ3ランを浴びて敗退。最後の夏は高知大会決勝で高知商に2-10の大敗を喫し、自身4度目の聖地には届かなかった。

 「左打者への投球が最後まで課題として残りました。タテの変化球が必要だと感じています」

 9月には日本代表メンバーとしてU18アジア選手権に出場。共に日の丸を背負って戦ったチームメートから大いに刺激を受けたという。

 「大阪桐蔭の柿木選手から股関節と肩甲骨のトレーニングメニューを教えてもらって、とても参考になりました」

 投球の幅を広げるために冬場から習得を試みていたスプリットやシンカーは、完成し切れないまま終わった。アジア選手権後にプロ志望届を提出した市川は次のステージをにらみ、今もほぼ毎日ブルペンに入って投げ込みを続けている。

 「多いときで120球くらい。落ちる球を意識して練習しています」

 小さいころから夢見たプロの世界へ-。馬淵監督は「サイドからあれだけ強い球を投げられるのは魅力。体力もあるし、中日の又吉(克樹)のような、貴重な存在になれるんじゃないか」と期待を寄せる。「プロに入って、1年でも長く活躍できる投手になりたい」と市川。高い志を胸に25日のドラフトを迎える。

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