楽天、平石代行が監督昇格 生え抜き初!松坂世代初!伊藤智仁氏の招へい検討

 楽天は5日、来季監督に平石洋介監督代行(38)が就任すると発表した。楽天生命パークで石井一久GM(45)が報道陣に対応し、同代行に監督就任を要請し、受諾されたと明らかにした。平石代行の就任で2005年の球団創設以来、初の生え抜き監督が誕生。30代で松坂世代初の若い指揮官のもとで、今季下位に低迷したチームの再建を目指す。

 石井GMは、平石代行の昇格決定の大きな理由として「ストロングポイントとウイークポイントが分かっている方。適任だと思いました」と説明した。球団創設元年から楽天一筋で打撃コーチ、2軍監督を歴任。チームを誰よりも知り尽くしている平石代行に、再建を託すことに決めた。

 今季6月に梨田前監督の辞任を受け、ヘッド兼打撃コーチから監督代行に就任。借金20のチームを引き継いだが、平石代行の指揮のもとでは、しばらく勝率5割前後で推移するなど健闘した。38歳と若いが、選手と積極的にコミュニケーションを取りながら、若手起用を推し進める手腕も球団は評価。「松坂世代」では初のプロ野球監督誕生となった。

 石井GMは「結果を恐れずやってほしい。しっかりと戦える体制を作っていく」とバックアップを約束。契約年数などについては明らかにしなかったが「ちゃんと土台作りをしてほしいので、しっかりと長くやっていただければ」と中長期的な目線で指揮を任せる方針だ。平石代行はロッテ戦前に「まだシーズンも終わってないですし、話があったばかりですので、とにかく今は目の前の試合に集中していきたいです」と話すにとどめた。

 新体制のスタートに向け、コーチ人事にも本格着手する。来季投手コーチには、今季、BC・富山で監督を務めた元ヤクルトの伊藤智仁氏(47)の招へいを検討していることが判明。ヤクルト時代から、きめ細やかな指導には定評がある。今後、急ピッチで組閣を進めていく。

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