大阪桐蔭 根尾の決勝打で8冠達成!“最強世代”公式戦29連勝でフィニッシュ

4回大阪桐蔭1死一塁、中越え適時二塁打を放つ大阪桐蔭・根尾=福井県営球場(撮影・持木克友)
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 「福井国体・高校野球硬式・準々決勝、大阪桐蔭5-3済美」(3日、福井県営野球場)

 大阪桐蔭が“8冠”を達成し、有終の美を飾った。

 今年、史上初2度目の甲子園春夏連覇を達成し、“史上最強世代”と称された大阪桐蔭が、現世代で最後の公式戦を白星で飾った。今年の公式戦は無敗。29連勝でのフィニッシュとなった。

 新チームが始動した昨秋大阪大会から公式戦通算成績は、42試合で41勝1敗。春夏の甲子園と、昨秋、今春、今夏の大阪大会と、昨秋、今春の近畿大会を制し、国体でも1位。これで“8冠”達成となった。昨秋の明治神宮大会準決勝で創成館に敗れた試合が、唯一の公式戦黒星だった。

 平日にも関わらず、多くの高校野球ファンがスタンドを埋めた一戦。今秋ドラフト1位候補コンビの活躍で主導権を握った。

 四回1死。4番・藤原恭大外野手(3年)が左前打を放つと、続く5番・根尾昂内野手(3年)が中越えの適時二塁打を放って先制。最強世代を象徴する2人が、最後の試合でも存在感を見せた。

 七回には1番・宮崎仁斗外野手(3年)が、三塁線を破る2点二塁打。続く2番・青地斗舞外野手(3年)も右中間へ適時三塁打を放った。

 投げては大型左腕の横川凱投手が先発し、3回無失点。八回からは今秋ドラフト候補のエース・柿木蓮投手(3年)が登板。勝利で試合を締めくくった。

 試合後、根尾、藤原、柿木、横川がそれぞれプロ志望届けを提出する意思を表明。高校最後の公式戦で決勝打を放った根尾は「終わったな、という感じです。経験できない財産を与えてくれた3年間だったなと思います」と充実の表情。藤原は「野球以外でも成長できたし、桐蔭に来て良かった。やり切ったというか、ここからが本当のスタートだと思う。まだまだ実力不足ですが、一歩一歩力をつけて、トリプルスリーを達成したい」と意気込んだ。

 今大会は台風24号の影響で大会日程が変更となり、準決勝、決勝が打ち切られ、4強の4校が1位扱いとなる。大阪桐蔭は浦和学院(埼玉)、金足農(秋田)に続いて1位扱い。残り1校は、日大三(東京)-近江(滋賀)の勝者となる。

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