“虎キラー”DeNA・ソト、38号キングタイ「プレーに集中するだけ」
「阪神0-10DeNA」(1日、甲子園球場)
“虎キラー”のバットが、またも火を噴いた。2点リードの五回2死二塁。DeNA・ソトが阪神先発・岩貞のチェンジアップを右中間へ運ぶ38号2ランを放ち、試合の流れを一気に引き寄せた。
「初球は変化球で来ると思った。チェンジアップを狙っていた」という一打。これで阪神戦は11本塁打。99年のローズ(10本)を抜いて、球団の阪神戦シーズン本塁打の最多記録を更新した。
前回9月27日の甲子園でも2本塁打。聖地での本塁打量産の要因に「ここは広くて本塁打が出にくい球場だと思うが、逆に本塁打を意識せずに思い切り振れる」と話した。
ついに本塁打数はリーグトップの筒香、広島・丸に並んだ。「筒香も丸も日本で長く活躍してる選手。そこに並べたのはうれしい」。来日1年目で本塁打王となれば、球団では03年のウッズ以来となる。
チームは単独3位に浮上。球団のレジェンド外国人に肩を並べる活躍にも「チームの勝利を意識してプレーに集中するだけ」とソト。その一撃で、目指す舞台をたぐり寄せる。