育成出身のソフトバンク大竹、初の本拠地お立ち台「まさかここに立てるなんて…」
「ソフトバンク2-1日本ハム」(24日、ヤフオクドーム)
念願の初お立ち台だった。ソフトバンクの大竹耕太郎投手が7回途中無失点の好投で3勝目(1敗)を挙げた。
本拠地ヤフオクドームでは初勝利だ。試合後は決勝28号2ランを放った松田と2人でヒーローインタビューに呼ばれた。
熊本出身の左腕は少年時代には当時ダイエーのファンクラブに入会するほどの鷹党だった。初めてのプロ野球観戦が小3の時。「このドームでホークスが勝って、同じように花火が上がってヒーローインタビューが行われていました。僕が野球を始めるきっかけになった日でした。まさか自分がここに立てるなんてという気持ちもあります」。その日の先発が和田毅投手。同じ早大に進学し、憧れのチームで同じユニフォームに袖を通すことになった。
育成ドラフトでのプロ入りだったが、チームスタッフから「予習復習」とあだ名がつくほどの勤勉さと努力で這い上がった。背番号10はソフトバンクに欠かせない存在として、先発陣の一角を担っている。