日本ハム・中田翔「札幌で」通算200号 平成生まれ初!“鬼トレ”効果じゃ
「日本ハム7-1楽天」(24日、札幌ドーム)
試合の大勢が決まっても、最後まで気を抜かない。平成生まれ初となる節目の200号は、チームの手綱を締める主将らしい一発だ。「ファンの方も喜んでくれて、札幌ドームで打てて良かった」。日本ハム・中田のバットが5連敗と沈むチームを救い、自力Vを復活させた。
6-1の八回2死。3番手・近藤の直球を完璧に捉え、打球は左中間席に突き刺さった。21日・ソフトバンク戦(静岡)以来、3試合ぶりの今季23号ソロ。五回には清宮が放った中犠飛で、三塁からど根性のヘッドスライディング。5点目をもぎ取った。
昨季はレギュラーに定着した11年以降、自己ワーストの打率・216、16本塁打、67打点。オフに「見返したい」という一心で、母校・大阪桐蔭の先輩で阪神・西岡が通う大阪府内のトレーニングジムに向かった。
西岡を左アキレス腱断裂からよみがえらせた肉体改造は、筋細胞にまで刺激を与える“鬼トレ”。バーベルを上げる従来の動きの中でも、1セット中の回数を増やすことで細胞が進化する。「今は重量を少し下げて」。昨年より12、3キロ増量した新ボディーが、今季の躍進を支えている。
「野球人生はここで終わりじゃない。もっと打ちたい」。大将が量産態勢に入れば、逆転Vも見えてくる。