ヤクルト・バレンティン7度目の30号 ローズに次ぎ外国人史上2人目

1回、左中間に先制2ランを放つバレンティン
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 「ヤクルト8-5阪神」(19日、神宮球場)

 伸びていく白球を見つめて余韻を楽しむと、ポーンとバットを放り投げた。ヤクルト・バレンティンが初回に岩田の内角低め直球を捉える中堅左への特大先制2ランを放ち、自身7度目の30本塁打を達成。外国人ではT・ローズ(近鉄など)に次ぐ史上2人目の偉業に「シーズンの最低限の目標は達成できた。すごく誇りに思っている」と穏やかな笑みを浮かべた。

 18日の練習から、フリー打撃でバレ砲が打席に入るとバックスクリーン後方の広告看板の前にグラブをはめた球場係員が待機。スタンド上段にもポンポン飛び込む打球が直撃して電飾が壊れては大変と“専用シフト”を敷かれるほど、飛距離は衰えを知らない。

 三回には右中間への適時二塁打で、自身5年ぶり2度目の100打点にも、両リーグ一番乗りで到達。「たくさん塁に出てくれているから」と同僚に感謝すると「できるだけ多くの打点を挙げたい。(本塁打は)少なくとも40本は打ちたい」と気勢を上げた。主砲の3打点の活躍で、チームは再び借金1とした。

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