巨人・菅野、完封で10勝目 わずか2安打!今季最多138球熱投で決めた

 「巨人10-0中日」(18日、東京ドーム)

 エースが意地の熱投で、43日ぶりの勝利を手にした。今季自己最多の138球。中日打線に三塁を踏ませず、被安打は「2」。今季4度目の完封で、2年連続の2桁勝利を挙げた巨人・菅野智之投手は「最近はなかなか、先発投手が長い回を投げられていなかったので、中継ぎの人たちを休ませてあげられたらと思っていた」と安どした。

 三回に2年ぶりとなる1イニング3発などで6点の援護を得た。斎藤投手総合コーチから「球数を少なく」と声をかけられ、五回は7球、六回は9球で切り抜けた。「(中盤から)修正できた。まずまずかと思います」。最終的に、打線は昨年5月10日以来の1試合5発の大量10点。大量援護にも緩まず、最後まで「0」を並べた。

 7月6日に9勝目を挙げて以降、勝ち星から見放された。それでも「課題と目標を持って、一日一日やることをやってきた」。結果が伴わなくとも「自分を疑うことはしなかった」とし「体の状態もずっと良かったですし、それが心の支えだった」と振り返った。平常心を貫き通した末に、苦境を打破した。

 試合後のお立ち台。打線の大量援護について「毎回お願いします」とおどけ、G党の笑いを誘った。笑顔を取り戻したエース。高橋監督は「きっちりゼロに抑えたことは良かった」とした上で「これぐらいは投げてもらわなければいけないピッチャー」と期待の高さを口にした。チームが浮上のきっかけをつかめない中で、背番号19が弾みをつけた。

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