高知商・北代、悔いなし「人生で一番のピッチング」投げ抜いた3試合419球

 「第100回全国高校野球選手権・3回戦、済美3-1高知商」(16日、甲子園球場)

 32年ぶり8強進出はならなかった。悔しさをにじませながらも、エース北代は涙を見せなかった。全3試合を完投。1人で投げ抜いた計419球を誇りに感じた。

 強打同士の四国対決。この日朝のミーティングで、上田修身監督(56)から「日本一の前に四国一を目指そう」とハッパを掛けられた。その目標は果たせなかったが、北代は「人生で一番のピッチングだった」と、済美打線を3失点に抑えた最後の夏に胸を張った。七回にはバットでも鼓舞。2死一、三塁。「ホームランなら同点にできる」と一発を狙いながら中前にはじき返し1点をもぎ取った。

 高知商OBで、上田監督にとって高知市立城北中時代の教え子でもある阪神・藤川球児投手(38)が14日に同監督の元を訪れ、激励。80年春の選抜Vメンバーで指揮官と同期の中西清起氏(56)も、母校の奮闘に胸を弾ませた。甲子園2勝。上田監督は「選手には甲子園に連れてきてくれてありがとうと言いました」と熱い夏をかみ締めた。

 

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