阪神・糸井のはとこ辰徳が3安打2打点「甲子園が終わって優勝したよと伝えたい」

7回報徳学園2死、中前打を放つ報徳学園・糸井=甲子園(撮影・山口登)
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 「第100回全国高校野球選手権・3回戦、報徳学園7-2愛工大名電」(16日、甲子園球場)

 報徳学園(東兵庫)が、愛工大名電(西愛知)に快勝。甲子園春夏通算60勝を挙げ、ベスト4に進んだ2010年以来となる8強入りを果たした。

 阪神・糸井嘉男のはとこ、糸井辰徳外野手(3年)が存在感を見せつけた。同点の三回2死満塁で、押し出し死球で勝ち越すと、五回には1死一、三塁からのタイムリー二塁打で貴重な追加点を奪った。

 糸井は二回にも右前打を放っており、この試合3打数3安打2打点とチームのベスト8入り一番乗りに大きく貢献した。

 4打席4出塁の糸井は、「初戦で打てなかったので何とかチームに貢献したかった。相手は強いので自分たちの野球をしようと話していた。入学の時からの夢である全国制覇を目指します」と白い歯を見せた。

 阪神・糸井とは父親同士が親戚という関係。その名は、父親が巨人・原辰徳から名付けたという辰徳は、糸井について「小学頃には走り方とか投げ方とか全部マネをしていた。今はフルスイングを心掛けている。甲子園が終わって優勝したよと伝えられるように一戦一戦頑張りたい」と話していた。

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