龍谷大平安、“魔物”にも付けいる隙を与えず 9点リードの九回も送りバント

 「第100回全国高校野球選手権・2回戦、龍谷大平安14-1八戸学院光星」(15日、甲子園球場)

 龍谷大平安(京都)が、夏は15年ぶりとなる3回戦進出。17安打で14得点を奪う猛打ショーを演じた。

 甲子園の怖さをよく知る指揮官だからこそ、最後まで手を緩めなかった。9点リードの九回、無死一、二塁でも送りバント。確実に走者を進めて好機を広げると、一気に4点を加えて突き放した。

 四回以降、追加点が奪えず終盤に突入。龍谷大平安・原田監督は「ヒット7本で止まっていたので、『8にしようや』と、ハッパをかけました」と振り返った。終盤の3イニングで8得点。“魔物”にも付けいる隙を与えなかった。

 初戦の鳥取城北(鳥取)戦でサヨナラ勝ち。春夏通算100勝目を劇的勝利で飾り、原田監督の目からも涙がこぼれた。重圧から解き放たれ、ミーティングでは「また0からページを作ろう」と声をかけたという。

 101勝とし、03年以来の16強入り。3回戦では、日大三(西東京)と対戦する。原田監督は「打撃がすごい。体が大きい。何とかまとまっていきたい」と警戒。チーム一丸、難敵に向かっていく。

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