ロッテ井上、初月間MVPに喜び 豪雨災害の出身地・広島へ元気届ける

 パ・リーグは8日、7月の「日本生命月間最優秀選手賞(MVP)」にロッテの井上晴哉内野手(29)を選出したと発表した。井上にとってMVPはプロ5年目で初の受賞となった。

 6月度は角中が受賞しており、ロッテから2カ月連続で打者が月間MVPに選ばれるのは80年5月度レロン・リー、6月度レオン以来38年ぶり、2度目となる。

 「7月はボクの誕生月(3日生)であり、豪雨にあった広島にも(活躍と元気が)届いたと思います。率直にうれしい」と話した。

 スポンサーの「日本生命」は中大を経て、2年間在籍。4番を任されるなど鍛えられてプロ入りへの道が開けた。古巣からの勲章に笑顔満開となった。賞金30万円とトロフィーが贈られる。

 和製大砲へ5年目での本格開花。8日現在、打率・298、19本塁打、打点71をマークしている。いまや、堂々たる4番だ。

 井口監督は「大振りをせずにコンパクトに振っている。試合に出続けて自信を持っている」と話し、こう付け加えた。

 「これくらいはやれる選手だと思っていた。成長してどれだけ自分がやれるかトライしてほしい」。

 酷暑の中での初の勲章。「ケガをしなかったのが一番大きい。井口監督を始めいろんな人に声をかけてもらった。毎日、精神と肉体を使ってプレーした結果だと思います」。

 13年の井口(現監督)以来となる20本塁打にリーチをかけた。

 92年の千葉移転以来、ロッテで30本塁打を打った日本人野手は出ていない。井上、次の目標は大きな“初”となる。

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