日南学園 2年ぶり初戦突破 靱帯損傷から復帰の中原、聖地で先制打

完封勝利で丸亀城西を下し、校歌斉唱する日南学園ナイン=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「第100回全国高校野球選手権・1回戦、日南学園2-0丸亀城西」(8日、甲子園球場)

 日南学園(宮崎)が完封で丸亀城西を下し、2年ぶりの初戦突破を果たした。

 三回、一死三塁の場面で中前へ先制打を放った中原一颯内野手(3年)は「自分が決めようと思っていた。打った感触は良くなかったが、抜けたのでうれしかった」と話した。宮崎大会では打率・263。「1番として機能せず、ふがいない思いだった」というが、甲子園での1勝に笑顔をみせた。

 4月の練習で、シート打撃中に左足首じん帯を損傷。2週間はギプスと松葉づえ生活で、6月に復帰するまで不安や焦りと戦った。「チームメートには『焦らず、自分のやれることをやれ』と励まされた」。上半身や体幹のトレーニングを積んだことが、結果的にスイングスピードアップにつながった。

 「初戦は少し緊張して硬くなっていた」と振り返った。2回戦の相手は常葉大菊川(静岡)。全力を出し切る。

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