高松84年分の思い、届かず 青野力投も痛恨被弾で力尽く…

 「高校野球香川大会・決勝、丸亀城西9-4高松」(22日、レクザムスタジアム)

 84年ぶりの夏の聖地には届かなかった。2点リードで迎えた六回、高松のエース・青野が丸亀城西の7番・福田に左翼ポールを直撃する同点2ランを浴びた。そこから相手打線の勢いにのまれ、終盤に力尽きた。

 「外角低めを狙ったカーブが真ん中に入った。野球人生で一番悔しい1球です」。15安打9失点の右腕は痛恨の被弾に唇をかんだ。

 県内随一の進学校で、夏の甲子園の第1回大会(当時は全国中等学校優勝野球大会)にも出場している伝統校。100回大会の甲子園出場を期待し、この日も大勢の野球部OBや卒業生らが球場に駆けつけていた。

 「最後は打力の差が出た。でも、選手たちはここまでよくやった」と石田茂登監督(49)。文武両道のナインは、ここから受験勉強に全力投球だ。青野は「みんなに感謝しかない」と顔を上げた。

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