ロッテ・ボルシンガー、外国人3人目11連勝 スタンカ&マイコラスに並んだ
「ロッテ2-1オリックス」(21日、ZOZOマリンスタジアム)
11連勝を達成しても、決して感謝の心を忘れない。ロッテ・ボルシンガーはそんな助っ人だ。
「自分の力だけではない。チーム一体となって(選手)それぞれが努力して勝った。そんな気持ちの表れだと思います」
64年スタンカ(南海)、15年マイコラス(巨人)に並ぶ外国人投手では史上3人目となるシーズン11連勝。球団史だけではなく、日本球界に大きな足跡を残した。
五回、吉田正に先制の一発を浴びた。なお1死三塁としたが慌てない。「マイナスとは考えない。ゴロを打たせる武器と技術があると思う」。この言葉通り、杉本と安達を遊ゴロに打ち取った。
感謝の心と自信。この姿勢が打線の奮起を呼び込む。この日も七回1死二、三塁で田村が逆転打を放った。
井口監督は「日頃から努力している」と称え、こう言った。「エースとしてローテを回っている」
これで12勝(1敗)。最多勝も視界に入るが「チームの助けになるように毎日、毎日やっていきたい」とボルシンガー。大口はない。感謝の心がある。