野村2打席連発も「逆転の早実」ならず 4安打4打点、進路は明言せず

 「高校野球西東京大会・3回戦、八王子学園八王子7-6早実」(17日、ダイワハウススタジアム八王子)

 2打席連続の主将の2ランでも勝てなかった。清宮のあとを受けた早実の主将・野村大樹内野手(3年)が、5点を追う七回の左翼に2ランを放ったのに続き、九回にも左翼へ高校通算68号の2ラン。「逆転の早実」ムードをかき立てた。

 しかし後続が断たれて敗退。野村は5打数4安打4打点だったが「日本一長い夏にしようと思っていたのでこれで終わって悔しい。三振した打席に打ってもう1点取っていれば…」と自分を責めた。

 八王子学園八王子とは4年連続で対戦。昨夏は準決勝で勝ち、八王子が優勝した一昨年は準々決勝で負けた。

 第1回大会に出場した伝統校としての100回目の節目の甲子園の土は踏めなかった。野村は「全国制覇が目標だったので、甲子園で優勝しなければ、準優勝でもやり切ったとは思わない」と話した。注目の進路については「まだまだ上があるので、どのステージに行っても日本一を目指したい」とだけ話し、プロ志望届を出すかは明言しなかった。

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