巨人・亀井のビッグプレー 高橋監督も称賛「本当に紙一重」
「阪神2-4巨人」(17日、甲子園球場)
巨人・亀井善行外野手が、攻守で勝利に貢献した。
まずは打撃。四回、1死一、二塁で岩田のスライダーを仕留めて右中間へ先制の2点二塁打。好調のバットで流れを呼び込み、「うまくバットに乗せて打つことができました。先制点を取ることができて良かった」と汗をぬぐった。
最大の見せ場は2点リードの九回の守り。2死満塁で梅野が放った打球は左翼後方へ。左翼手・亀井はいち早くフェンスまで到達すると、ジャンプしながら好捕した。落下地点までの動き、ジャンプのタイミング、全てがかみ合ったビッグプレーだった。抜ければ逆転サヨナラ負けの可能性もあったが、名手が土壇場でチームを救った。
坂本勇が左脇腹を痛めて離脱。暗雲が漂う中で、ベテランが存在感を発揮した。高橋監督もラストプレーを振り返り、「本当に紙一重だった」と大きくうなずいた。