「ソフトバンク－西武」（１７日、ヤフオクドーム）

　ロンドンブーツ１号２号の田村淳がセレモニアルピッチを行った。

　テレビ番組で「運動神経悪い芸人」キャラが定着し、独特すぎるフォームで笑いを誘ってきた。しかし、ソフトバンクの五十嵐、千賀、武田に本番前にピッチングを教わりマウンドへ。するとフォームが劇的に改善。セットポジションからかなりスムーズになった投げ方で投じた１球は一塁側に大きく逸れたが、今季のソフトバンクのスローガンに掛けて「もう１頂！」と再挑戦すると、今度は見事にストライクゾーンへのノーバン投球を披露した。

　「左肩に壁を作るよう武田投手からアドバイスを貰い、千賀投手からはダイナミックなのはいいけど上半身だけの投げ方になっていると指摘を受け、五十嵐投手からはメンタルの指導を受けました。投げる時は３人の顔がよぎりました」と大満足。

　「３人ともプロですね！良い監督、コーチになりますよ」といつまでもご機嫌で、「今度は打者のいる始球式をやりたい。まだまだ伸び盛りのピッチングをお見せしたい」とやたら鼻息荒かった。