巨人5連勝で5割復活 “虎キラー”内海が阪神戦通算27勝目!

 「阪神3-4巨人」(16日、甲子園球場)

 “虎キラー”健在だ。後半戦の開幕を託された巨人・内海が6回1失点で3勝目をマークし、チームを5月26日以来の勝率5割に導いた。阪神戦は自身のカード別最多となる通算27勝目となり「チームが勝つことが何より」と安どの表情を浮かべた。

 再三のピンチを乗り越え、最少失点で抑えきった。初回にいきなり先制を許し、二回以降も得点圏に走者を置く苦しい投球が続いたが「1点はしょうがない。粘り強く、球数少なく投げよう」と、降板した六回まで「0」を刻み続けた。

 春先はファームで過ごし、6月の登板では足がつるなど本調子とはいかなかった。一時は「内海はもう終わった人、という人もいるかもしれない」と漏らすこともあったが、今季7試合の先発で毎回2失点以内と結果を残す。力投を続ける背番号26に高橋監督がカード頭を託すまでの信頼を取り戻した。

 ローテに返り咲いたものの「最後まで守るのが目標。今でも1試合ダメなら危ないという危機感を持っている」と力を込める。そんな思いが粘り強い投球の体現となり、指揮官も「本当に内海らしく粘り、低めに丁寧に投げていた」と褒めた。

 ベテランの好投でチームは今季2度目の5連勝。輝きを取り戻した左腕が勢いに拍車をかけた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス