日本ハム・清宮弾!黄金ルーキー「夢舞台」輝いた“優秀選手賞”50万円ゲット
「フレッシュオールスター、ウエスタン3-1イースタン」(12日、はるか夢球場)
黄金ルーキーがフレッシュ球宴の舞台で輝いた。日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)が四回、右越えにソロ本塁打。2軍で両リーグトップの15本塁打を誇る長打力を発揮し、優秀選手賞に選出され、賞金50万円を獲得した。
すさまじい打球音が響いた直後、はるか夢球場は一瞬の静寂に包まれた。0-2で迎えた四回の先頭。清宮は中日の2年目右腕・藤嶋のナックルカーブをすくい上げた。「いってくれ!」。打球はライナーで右翼ポール際の芝生席に着弾。破顔一笑でダイヤモンドを一周した清宮は、格別な時間をかみしめた。
「気持ち良かったですね」
三塁ベンチ前の歓喜の列に向かうと、最後尾で待ち構えていた郡とお決まりの“キヨダンス”を披露。「しっかりやってましたね。自然と(笑)」。バットを構えた際のグリップの位置を顔の前に戻し、元来の形で打った一発。4打数1安打1打点だったフレッシュ球宴で、得たものは大きい。
この日は「3番・指名打者」でフル出場。4番・村上、5番・安田と高卒ドラフト1位3人でクリーンアップを組んだ。「やっぱり違うな~と思いましたし、負けられないなという感じもしたので。お互い高め合って、次は上のオールスターでクリーンアップを組めたらいいですね」。また一つ目標ができた。
優秀選手賞に選出された。賞金50万円を手にし、「大事にします」とはにかんだ。岩木山から吹く夏風が心地いい。1軍再昇格を目指す後半戦へ、弾みが付いた。