5年目の巨人・和田、母の目の前でプロ初安打「打てて良かった」
「巨人7-1ヤクルト」(23日、東京ドーム)
巨人・和田恋外野手(22)が6番・左翼で出場し、入団5年目で待望のプロ初安打を放った。
大西外野守備コーチから「レフトでいくぞ」と打撃練習前に突然告げられた和田。2回の第1打席は空振り三振、第2打席は三ゴロと凡退したもののフルスイングを貫いた。
そして迎えた六回の第3打席。この回からマウンドに上がったヤクルトの2番手・風張から中前へのうれしいプロ初安打となった。「1打席目よりも2打席目、2打席目よりも3打席目と慣れてきました。いいところに抜けてくれました」。
「今日はたまたま母親が見に来てくれていた」とこの日は、母の奈津子さんが東京ドームへ観戦に訪れていた。「一番心配をしてくれていた母親の前で打てて良かった」と満面の笑みを浮かべた。
和田は「与えられたところで結果を出さないといけない。次はいつ出るかは分からないが、思い切って自分らしくやっていければいいと思います」と今後へ力を込めた。
和田は2014年に高知高からドラフト2位で入団し、今年5年目を迎えた。