ソフトバンク・工藤監督、交流戦“V4”逃すも前向き「シーズンの最後で勝つこと大事」

 「交流戦、ソフトバンク4-13広島」(17日、ヤフオクドーム)

 大敗を喫したソフトバンクだったが、工藤公康監督は努めて前向きなコメントを繰り返した。

 1-13と大差をつけられた九回。途中出場の塚田の3号ソロで1点を返すと、同じく途中出場の江川がヒットで続いてデスパイネがこの日2発目の16号2ランを左翼ポール際へ放った。最後に意地を見せ、「途中から出た選手がよく打ったし、デスパイネも集中力を欠かずに打ってくれた。状態は上がっている。次に繋がる」と3試合連発となった主砲の復調を喜んだ。

 一方、6回途中8失点で3敗目を喫した先発の中田については「初回かな、初回だね」と、立ち上がりの4失点を悔やんだ。さらに、その後2番手の今季初登板だった笠谷は3連打や暴投で失点を重ねて、1死も奪えずに降板した。これで完全に試合の体勢を決してしまったが、「最初の登板だったのでもっと楽な場面で行かせたかった。申し訳ないことをした。1つ1つのボールは決して悪くなかった」と若い左腕を責めることはしなかった。

 ソフトバンクは一日でBクラスに逆戻り。また、この日はヤクルトが勝って今季交流戦の最高勝率を決めたため、ソフトバンクの交流戦“V4”は消滅した。それを見届けて球場を後にした工藤監督は「残念だったけど、怪我人も出た中で交流戦も現時点で貯金を3つ作ることができている。あと1試合(19日、ヤクルト戦)あるし、しっかり戦いたい。とにかくシーズンの最後で勝つことが大事だから」と気持ちを切り替えていた。

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