大商大がタイブレークでサヨナラ負け ドラフト注目・太田の悪送球で決着

延長11回徳山大無死一、ニ塁、打者・小村のとき、二走・迫川(左)が飛び出し、捕手・太田の悪送球でサヨナラの生還=東京ドーム(撮影・金田祐二)
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 「全日本大学野球選手権・2回戦、徳山大2-1大商大」(13日、東京ドーム)

 大商大が今大会初となるタイブレークの末サヨナラで敗退した。今秋ドラフト候補の太田光捕手(4年・広陵)が二塁走者へのけん制を悪送球し決勝点を献上。3年ぶりの8強を逃した。

 太田の見せどころが一転、悪夢となった。延長十一回タイブレークの無死一、二塁。犠打を狙う徳山大の二塁走者のリードがやや大きくなったところを見逃さず、勝負に出た。

 しかし、強肩から放たれた送球は無情にもそれた。中堅へと転がる間に決勝のランナーが生還。「あそこでいいボールを投げられない自分の実力不足です」と責任を一身に負った。

 天理大との初戦で2二塁打を放ったバットでも、この日は無安打と精彩を欠いた。延長十回にタイブレークから2死満塁となった打席では「力が入ってしまった」と三ゴロで凡退。悔しさいっぱいの敗戦に「主将としてチームの雰囲気を変えないといけなかった」とうつむいた。

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