日本ハム斎藤佑 雨に負けず三回まで1失点 バースデー登板で奮闘
「イースタン、日本ハム-DeNA」(6日、鎌ケ谷スタジアム)
日本ハム・斎藤佑樹投手が、30歳の誕生日に先発。強い雨が降る最悪のコンディションで、三回まで1失点と奮闘した。
初回、マウンドに向かう背番号1には熱心なファンから「佑ちゃん、ハッピーバースデー」と、声援が飛んだ。右腕はスパイクにからむ土を気にしながら、先頭の関根は3ボール1ストライクから133キロの高め直球で中飛に打ち取った。
2番の石川にはフルカウントからの7球目が外れて四球。打者2人を投じた時点で球審がタイムをかけ、早くもマウンドに土が入れられた。1死一塁から、3番の荒波にも2ボールと先攻。だが、3球目の135キロ直球で一ゴロ併殺打。結果的に3人で退けた。
二回は簡単に2死を奪ったが、連続四球で一、二塁のピンチを招き、戸柱には右翼線へ適時二塁打。なお2死二、三塁のピンチは、大河を空振り三振に仕留めた。三回も2死から四球を与えたが、中川は遊飛に打ち取り、1点リードをキープした。
ここまでの2軍戦は9試合に登板して1勝2敗1セーブ、防御率2・51。前回登板の西武戦で6回2失点(自責1)と好投し、初勝利を挙げた。今季、1軍では4月7日のロッテ戦で先発し、3回2/3を無安打ながら8四死球1失点で無念の降板。再昇格へ、アピールが求められている。
ドラフト1位・清宮幸太郎(早実)は、3番・左翼でスタメン出場。初回、いきなり左中間に10号2ランを放ち、高校の先輩でもある斎藤佑を援護した。