「交流戦、ＤｅＮＡ４－３楽天」（３１日、横浜スタジアム）

　ＤｅＮＡが延長十回、サヨナラ勝ち。２死二塁で、守備から途中出場していた山下が右越え決勝打を放った。

　楽天の松井から自身初のサヨナラ打を放った山下は号泣。お立ち台で「しゃべれないです」と涙、涙、涙…。「チームに迷惑をかけてきたので打てて良かったです。絶対打ってやろうという気持ちでした。１軍でヒーローになりたかった。何も考えられなかったです」と振り返った。

　打線は１点を追う九回には、筒香が２死走者なしで、完投勝利まであとひとりとなった楽天・岸から右翼スタンドへの１３号ソロで同点として延長に入った。１点を追う六回には、２死一塁から宮崎が左越えに９号２ランを放った。

　先発した東は７回１／３を８安打３失点で降板。五回、六回と打球が足に当たるアクシデントにもめげずに粘投したが、同点の八回、１死走者なしから田中に痛恨の一発を浴びた。

　交流戦２連勝のラミレス監督は、「素晴らしい試合でした。リリーフがしっかり投げてくれて、きょうは（山下）幸輝がヒーローでしょう。東も２回、ボールが当たっても頑張って投げてくれた。素晴らしかった」とナインを褒めたたえていた。

　一方、楽天の先発、岸は９回を５安打３失点、１２三振を奪う快投も、九回２死から手痛い一発で白星を逃した。

　打線は四回にペゲーロの右越え１３号ソロで先制。１点を追った七回には岡島の中前適時打で追いつくと、八回には３番に入った田中が中越えに３号ソロを放った。