「巨人９－８日本ハム」（３０日、東京ドーム）

　日本ハム・西川の通算２００盗塁が幻に消えた。

　６－９で迎えた九回１死。左中間を破る二塁打で出塁すると、すかさず三盗を敢行。悠々セーフとなり、バックスクリーンに「通算２００盗塁達成」と祝福のメッセージが映し出された。しかし、記録は訂正。試合後には「西川選手の三塁への進塁は盗塁ではありません。訂正しておわび申し上げます」と場内アナウンスが流れた。

　「野手が無関心、無警戒の中での進塁となるので野手選択です」と記録員。球場スタッフが誤った作業をしたとみられ、直後に訂正される珍しい事態となった。西川は「定義がよく分からないんですけど…」と困惑気味。「（カミネロの）１球目を見て、打者に集中が向いていると思っていきました。次は捕手が投げてくるタイミングで走ろうかな（笑）」と冗談交じりに“リベンジ”を予告した。