日本ハム・清宮 3タコで打率・155も栗山監督は使い続ける
「ロッテ0-2日本ハム」(23日、ZOZOマリンスタジアム)
雨中の試合で必死にバットを振ったが、快音は響かなかった。日本ハムのドラフト1位・清宮(早実)が「7番・左翼」でスタメン出場し、3打数無安打。六回の守備から途中交代を告げられた。「2打席は悪い感じはなかった。紙一重?そうですね。自分も悪い感覚はなかった」と強気に振り返った。
2打席目までは手応えはあったという。二回は外角直球を左飛。四回は高めの変化球を捉えたが左飛。雨が強くなった六回の打席は3球三振に倒れた。19日・楽天戦の第3打席から8打数連続無安打となり、打率も・155まで下がったが「ちゃんとやれれば」と怪物は次戦以降を見据えた。
この日の3打席で通算61打席となり、新人王を獲得できるチャンスは今季だけになった。現状の成績では新人王は厳しいが、栗山監督は「タイトルよりも大事なものがある。今は数多くの打席に立つべき」と、将来の主軸候補を結果に関わらず、起用し続ける姿勢を示した。