侍ジャパンの稲葉篤紀監督（４５）が１９日、阪神のドラフト２位・高橋遥人投手（２２）＝亜大＝を１０月にニカラグアで開催されるＵ－２３（２３歳以下）ワールドカップの日本代表に入れる可能性を示した。

　稲葉監督は阪神・高橋遥、ＤｅＮＡのドラフト１位・東（立命大）ら１軍で活躍中の新人投手について「そういう選手も含めて今、若い選手が出てきているなと感じてます」と高評価。自身が指揮を執るＵ－２３Ｗ杯の代表選考へ「そういう意味も含めて、若い選手をどんどん見ていきたい」と今後もチェックする考えを示した。

　今回の代表はプロ中心で選考する方針で、日本ハムのドラフト１位・清宮（早実）も候補に入っている。高橋遥は１８日・中日戦で７回２／３を１失点に抑え白星を挙げるなど４試合の登板で２勝１敗、防御率２・９２。虎の若き左腕が日の丸を背負うかもしれない。

　この日、都内で開催された２０２０年東京五輪応援イベントに出席した稲葉監督は、金メダル獲得を目指し「チーム（編成で）のバランスを考え、２年間いい準備をしたい」と誓った。五輪で主力になる可能性を秘めた金の卵たちにも熱視線を送り続ける。