ソフトバンク・柳田、連続試合安打「21」 史上初シーズン2度目サイクルはならず
「楽天4-3ソフトバンク」(17日、楽天生命パーク宮城)
バットを振ればヒットが飛び出す。そんな境地にたどり着いているのかもしれない。初回1死三塁。ソフトバンク・柳田が20イニング連続無失点中だった岸をあっさり攻略した。チェンジアップを捉えて左中間への先制適時二塁打。「うまくついていくことができた」と笑った。
三回2死二塁では右中間を破る適時三塁打。「うまく打ち返せた」。五回1死二塁からの右前打で、史上初となるシーズン2度目のサイクル安打達成にリーチをかけた。だが、七回無死一塁で遊飛に倒れ、夢は次の機会に持ち越しとなった。
トリプルスリーを達成した2015年以来の5試合連続マルチ安打に、4年ぶりの2試合連続猛打賞。サイクル安打を達成した4月21日の日本ハム戦から始まった連続試合安打を21に伸ばし、昨年記録した自己最長に並んだ。
工藤監督は「あれだけ直球を投げられた後にチェンジアップを打てるのはさすが」と感服した。だが、柳田は個人記録には興味を示さない。4番・内川が離脱した危機。「チーム一丸でやるしかない」と責任感を強くした。