DeNA・平良、6回途中1失点の好投 勝利投手の権利得て降板
「阪神-DeNA」(17日、甲子園球場)
今季初登板初先発となったDeNA・平良拳太郎投手が、5回1/3を4安打1失点の好投を見せた。初回は糸井に右前打を許すが無失点に抑えると、二回以降は安定した投球を展開した。
1点リードの四回2死から福留の中越え同点ソロを被弾。だが、味方打線が3点を勝ち越した直後の五回は、先頭の糸原に中前打を浴びるが、後続をしっかりと抑えて勝利投手の権利を得た。
巨人にFA移籍した山口俊の人的補償として、昨季にDeNAへ移籍。昨年5月10日の中日戦で移籍初登板初先発を果たし、5回1失点でプロ初勝利をマークしていた。
2月の2軍キャンプ中に右膝を痛めた影響で2軍暮らしが続いていたが、昨季同様に先発不足の中で得たチャンスに見事に応えた。
降板後は「調子は良かった。直球の強さも手応えがあり、変化球でもストライクが取ることができた」と自らの投球を振り返った平良。その中でも「野手のみなさんが、たくさん点を取ってくれたので大胆に攻めることができた」と攻撃陣への感謝を忘れなかった。