楽天が九回サヨナラ勝ち 3度追いつき、最後は岡島が決めた「最高でーす」
「楽天4-3ソフトバンク」(17日、楽天生命パーク宮城)
楽天が九回サヨナラ勝ちで連敗を2で止めた。1死一、二塁から岡島が中越えに殊勲打を放った。
楽天は初回1死一、二塁から4番に入った今江の中前適時打で追いつくと、1点ビハインドの四回は、内田の2号ソロで同点とした。さらに1点リードされた八回には、4番手のモイネロを攻めて1死二塁とし、嶋が左線に適時二塁打を放ち、三度追いついた。
九回は5番手の森から、今江のヒットと相手失策などで1死一、二塁とし、岡島が試合を決めた。
同点適時打のキャンプテン・嶋は、「岡島が四球で必死に塁に出てくれて、絶対に打ってやろうと思って打席に入りました」と振り返った。
決勝打の選手会長・岡島は「根性だけでした。良かったです。みんなでつないだチャンスだったので、ここで決めてやろうと、強い気持ちで打席に入りました。自分自身もチームとしても1歩1歩前に進んでいきたい。最高でーす」とファンの声援に応えていた。
ソフトバンクは抑えの森が打たれて今季3度目の4連勝ならず。
打線は初回、柳田が連続試合安打を自己最長に並ぶ21試合に伸ばす適時二塁打を放ち先制。
同点の三回にも柳田の適時三塁打を放ち、追いつくと、五回は松田の適時打で勝ち越しに成功した。
柳田は五回に右前打を放ち、サイクル安打に本塁打を残して王手を懸けたが、七回の第4打席は遊飛に倒れ、史上初の1シーズン2度のサイクル安打達成はならなかった。