巨人・菅野が圧巻完封4勝目!連続27回無失点「意地で抑えた」自己最多タイ13K

7回、ピンチを脱し雄叫びをあげる巨人・菅野智之=東京ドーム(撮影・金田祐二)
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 「巨人6-0中日」(11日、東京ドーム)

 巨人の先発・菅野智之投手が圧巻の投球を見せ、自己最多タイの13奪三振5安打完封で今季4勝目を挙げた。連続イニング無失点記録は27に伸ばし、2016年3~4月に記録した自己記録30回が目前に迫った。九回に三塁に走者を背負ったが、「最後は意地で抑えました」と笑顔を見せた。

 初回に先頭の大島を右前打で出塁させたものの、続く京田を右飛に打ち取った際、走者の大島が一塁に戻れず併殺に。右翼の亀井の的確で素早い返球で結果として打者3人で終えて、リズムに乗った。

 二回1死から福田、藤井と連続三振。三回は高橋、大野奨、小笠原と三者連続三振。そして、四回の大島、京田と三振を奪い、7者連続三振。プロ野球記録の9連続奪三振に迫る勢いだった。巨人投手では1954年9月15日・広島戦(後楽園)の大友工、2003年・6月27日・中日戦(ナゴヤドーム)の久保裕也(新人)、12年4月7日・阪神戦(甲子園)の杉内俊哉に次いで、6年ぶり4人目となった。

 七回には長短打を浴びて無死二、三塁の大ピンチを迎えた。だが、ここで日本のエースのギアが一つ上がった。ビシエドを遊撃へのフライに打ち取ると、福田を渾身の151キロ直球で空振り三振。さらに、藤井も直球で空振り三振とし、マウンド上で雄たけびをあげた。「1点取られたら意味がないので、あそこも意地を出しました」。お立ち台では、平然とそう言ってのけた。

 九回も大島の三塁打で1点はやむなし、という場面に見えたが、京田を空振り三振、アルモンテを四球で歩かせた後に、ビシエドも空振り三振。福田を三ゴロに打ち取り、スコアボードに9つ「0」を並べた。

 味方打線は二回に長野が2点適時打で先制。五回に吉川の適時打で追加点を挙げた。九回にはマギーがこの日3安打目となる4号3ランでダメを押した。

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