ロッテ・涌井、パ・リーグ一番乗りの完封 嶋のスクイズ見抜いて外した

 「楽天0-1ロッテ」(26日、楽天生命パーク宮城)

 エースが1点を守り切った。ロッテ・涌井は129球で楽天打線を2安打に抑え、リーグで完封勝利一番乗り。直球が走り制球も抜群で「カウントが不利にならず、ストライクゾーンで勝負できた。いいリズムで投げられた」とうなずいた。

 圧巻は1-0の五回、先頭打者の今江に三塁打を浴びた後だ。まずオコエを3球で空振り三振に仕留めると、続く嶋は1ボール1ストライクでスクイズを狙ってきた。

 シュートのサインだったが「くるならこのカウントだと思っていた」と嶋の構えを見て外角低めに外してバットに当てさせず、三塁走者をアウトに。続く球で嶋を見逃し三振に取り、ピンチを脱した。井口監督は「打線が点が取れない中でよく頑張った」と称えた。

 今季はここまでノーワインドアップで投げていたが、前回登板後に小林投手コーチと相談し、昨季までのように常にセットポジションで投げることに。一気に調子を上げた涌井は「チームの雰囲気がいい。連勝できるように頑張る」と力強かった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス