大産大付の元ソフトバンク・田上監督が公式戦初勝利「一歩目を踏み出せた」

 「春季高校野球大阪大会・2回戦、大産大付28-0開明」(22日、大産大付グラウンド)

 2月1日に母校・大産大付の監督に就任した元ソフトバンク・田上秀則監督(38)が、就任後初めて公式戦でさい配し、開明を28-0の5回コールドで下した。

 打線は3本塁打を含む21安打を放ち、2投手が5回を無安打無失点でつないだ。ベンチ最前列で腕を組んで試合を見つめ続けた新指揮官は、「やっぱり初勝利はうれしいですよ。勝ってくれたことで一歩目を踏み出せたかなと思います」と穏やかな表情で試合を振り返った。

 就任以降、元気のよいチームを目標に掲げ、打撃練習に時間を費やしてきたという。「指導は難しい。どういう風に言えば、伝わりやすいとか考えますね。目線を下げすぎてもいけないし、選手よりも少し上の目線で指導して力を引き上げてあげないと」。まだ就任から2カ月。試行錯誤の日々が続いているが、表情からは充実した様子がうかがえた。

 田上監督は大産大付から九州共立大を経て、01年ドラフト3巡目で中日へ入団。06年にソフトバンクへ移籍後は正捕手を務め、09年はベストナインを受賞した。13年に現役を引退。学生野球資格導入後、府内では初のNPBを経験した監督となった。

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