楽天・則本が昨年9月以来の完投勝利で2勝目 嶋が勝ち越し適時打「根性だけで打った」
「楽天5-2オリックス」(20日、楽天生命パーク宮城)
楽天・則本昂大投手が昨年9月18日・ロッテ戦以来の完投勝ちで今季2勝目を飾った。7安打2失点、今季初の2桁となる11三振を奪う力投だった。
頼れる右腕は「真っ直ぐにキレがあったと思う」と自身の投球を振り返り、「先に点を取られてしまったが、2点にとどめておけば、打線が逆転してくれると信じて投げました」と話した。
打線は2点ビハインドの四回、ウィーラーが1号ソロ本塁打を放つと、六回に一挙4点。2死走者なしからアマダー、ウィーラーの連打と四球で満塁とすると、代打・茂木の押し出し四球で追いついた。続く嶋が走者一掃の適時二塁打を放ち、試合をひっくり返した。
チームを今季初の連勝に導いた嶋は、「ここで打たないと何を言われるか分からないので根性だけで打ちました」と笑顔。
オリックスは先発のディクソンが六回2死から突如崩れ、2番手の近藤も嶋に適時打を許した。チームは今季初の3連勝ならず。