「イースタン、楽天６－５日本ハム」（１９日、ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉）

　日本ハムの斎藤佑樹投手が先発し、６回２安打１失点で勝ち投手の権利を持って降板したが、中継ぎ陣が九回に追いつかれ、斎藤の今季“初勝利”はお預けとなった。

　斎藤は初回、楽天・内田に先制打を浴び、１失点の立ち上がりとなったが、二回は三者凡退に仕留め、早実の後輩でこの日、「３番・一塁」で先発出場したドラ１ルーキー、清宮幸太郎内野手から「ナイスピッチング！」と声をかけられた。背番号「１」を背負う右腕はその後も好投。六回を投げ終えて、マウンドを降りる際には、清宮とグラブタッチしながらベンチへと下がった。

　斎藤は今季、１軍では１試合に先発。７日のロッテ戦で３回２／３を被安打０も６四球、２死球で１失点降板している。２軍ではこの試合前まで、３試合１４回を投げ、０勝１敗１セーブ、防御率２・５７だった。

　一方、２試合ぶりに先発出場した清宮は、６打数で快音は響かなかった。初回の第１打席は３球三振。三回の第２打席は二死二塁から遊ゴロ。五回に３打席目が回ってきたが内野ゴロに終わった。七回の第４打席では左腕・西宮に四球。八回の第５打席は右腕・寺岡を相手に中飛に倒れた。延長十回の第６打席は２死二、三塁の好機で左飛だった。

　試合は延長十一回に楽天が押し出し四球でサヨナラ勝ちした。

　以下はスタメン。

　【日本ハム】

　１番・遊撃　平沼

　２番・二塁　難波

　３番・一塁　清宮

　４番・ＤＨ　高浜

　５番・右翼　岡

　６番・三塁　今井

　７番・中堅　姫野

　８番・捕手　郡

　９番・左翼　渡辺

　　　　投手　斎藤

　【楽天】

　１番・右翼　聖沢

　２番・二塁　西巻

　３番・ＤＨ　枡田

　４番・三塁　内田

　５番・右翼　フェルナンド

　６番・一塁　山田

　７番・捕手　足立

　８番・遊撃　松本

　９番・左翼　田中

　　　　投手　戸村