巨人・山口俊、自己最多14Kで2年ぶり完投 半袖熱投!古巣快進撃止めた!

 「DeNA2-3巨人」(17日、ハードオフエコスタジアム新潟)

 最後まで自慢の馬力は衰えなかった。最後の打者・中川大を3球三振に斬り、6者連続を含む自己最多の14奪三振。今季チーム初、2016年以来、自身2年ぶりの完投で、古巣の連勝を8で止めた。寒空の下、半袖で投げ切った巨人・山口俊は「投げ切ることができて良かった」と安どした。

 1点リードの三回に3安打を集められ、2点を失った。だが「尻上がりに良くなった」と四回以降は無安打に封じた。投げ慣れていない地方球場のマウンドにも「軸足に(体重を)残し、体重移動を遅くすることによって、突っかかりがなくなる」と工夫。適応力も見せての完投だった。

 2週続けての古巣との対決。破壊力のある相手の中軸にも、憶せず内角に斬り込んだ。「前回の対戦ではそんなに(内角に)いっていない。振ってくるなと思ったところに、うまく投げ切れた」。前日16日に話していた「(前週に)見せていない部分」を織り交ぜ、強力打線を封じ切った。

 登板が重なっていた中継ぎ陣を休ませる133球の完投劇。高橋監督は「本当に良く頑張った。馬力、スタミナは一番の持ち味だと思うし、今日は出たかな」と賛辞の言葉を贈った。期待を大きく裏切った昨季からの失地挽回を期したFA移籍2年目。背番号42が、神髄を見せた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス