大阪桐蔭・根尾「早く練習がしたい」 史上初2度目の春夏連覇へ早くも気合
第90回記念選抜高校野球大会で史上3校目のセンバツ連覇を果たした大阪桐蔭が5日、優勝から一夜明けて大阪市内の宿舎を出発し、学校へ帰った。
史上初の2年連続の“胴上げ投手”となった今秋ドラフト1位候補・根尾昂内野手(3年)は「昨日でうれしい気持ちは終わった。センバツで優勝したことで、夏はさらにマークが厳しくなると思うので、気が引き締まっている。早く練習がしたい」。昨年逃した史上初となる2度目の春夏連覇へ意気込んだ。
準決勝・三重戦、決勝・智弁和歌山戦で公式戦初の連投を経験したが、疲れた様子はない。「もっと相手にプレッシャーをかけられるバッターになりたい。ピッチャーもですね」と二刀流は夏までに投打での進化を誓った。
西谷浩一監督(48)は「センバツで優勝しても、(夏の)大阪で勝てる保障はない。大阪の高校を倒して挑戦権を得て、去年達成できなかった先輩の分まで春夏連覇を目指したい」と話した。大阪桐蔭は14日の春季大阪大会2回戦・清華戦(花園球場)から夏の甲子園へ向けて再スタートを切る。