昨年リーグ最下位のヤクルトが開幕2連勝 ベテラン石川が自身の連敗11で止める
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「DeNA3-5ヤクルト」(31日、横浜スタジアム)
リーグ最下位からの巻き返しを図るヤクルトが開幕2連勝。先発したベテラン・石川が6回2/3を6安打3失点と踏ん張り、チームを勝利に導いた。
打線も制球に苦しむDeNA先発のバリオスを攻め立て、1点を追う三回、四球から無死一、三塁としてバレンティンの遊ゴロで同点とすると、さらに死球などで2死満塁として、広岡の押し出し四球で逆転に成功した。
四回にも2死から、四球とバレンティンの右前打で一、二塁とし、4番・青木が右中間へ2点滴時二塁打を放った。
援護を受けた石川は三回から七回2死まで完全投球。そこから4連打を許して降板したが、ベテランの力投はキラリと光った。昨年5月18日の巨人戦以来の勝ち星で、自身の連敗を11で止めた左腕は「チームがきのう勝ったので流れを止めることなく、開幕2つ取れて良かった。ひとりひとりですが、自分の連敗も止まってよかった。ホッとしています」と振り返った。
DeNAは2点ビハンドの九回、ヤクルトの守護神・カラシティーから連続四球で無死一、二塁の同点機をつくったが、後続に一本が出なかった。