ロッテ藤岡、小坂以来21年ぶり遊撃開幕スタメンへ猛アピール
「オープン戦、中日9-3ロッテ」(24日、ナゴヤドーム)
21年ぶりの記録なるか。
ロッテのドラフト2位・藤岡裕大内野手(トヨタ自動車)がこの日も結果を出した。七回の第4打席で谷元から右へ二塁打だ。
新人として遊撃で開幕スタメンを果たせば、97年の小坂誠(現2軍内野守備走塁コーチ)以来となる。現在は3年目の平沢と争っている真っ最中だ。
首痛から復帰した23日は六回に代走で出場し、九回に中前へ復帰打を放っていた。
「打ったのはカット(ボール)だった。交代する前に(プレーを)見てもらえてよかった」。七回裏から遊撃を平沢に譲った。
この日は土曜日。トヨタ時代の桑原監督、かつての職場の同僚たち、両親も応援に駆けつけた。守備機会は少なかったが、元気な姿を見せた。
首周辺のケアを欠かさない。宿舎では悪化しないように温めて、お風呂ではじっくりとお湯に漬かる。
残り試合はあと1。「結果を出して開幕からスタートができるようにしっかりとやりたい」と話し、こう言って最後を締めた。